札幌 漂着物アート海山俊亮「大洋の塔」作品展
2024年6月1日(土)から6月30日(日)までの週末、札幌のギャラリー「十年二十年」で開催中の海山俊亮「大洋の塔」作品展。
札幌の中心部、二条市場の賑やかな界隈にある日常とは少し違った静かな異空間で開催されている展覧会です。
あちこちの海から流れ着いた漂着物は、静かに呼吸しはじめるかのような不思議なオブジェに生まれ変わっています。
小さな会場ながら、40点ほどの作品はどれも魅力的でみていると時が経つのを忘れてしまうくらいに魅力的です。
ちょっと哀しげで魅力的な作品たち。
作家さんの制作プロセスや会場の雰囲気など、展覧会の魅力をお伝えします。
詳細はぜひブログをチェックしてみてくださいね!
【札幌彫刻美術館】本郷新と現代アートの特別展「共振」レビュー記事
本郷新記念札幌彫刻美術館で2024年6月15日から9月16日まで開催されている特別展「共振」。
この展覧会では、札幌出身の彫刻家・本郷新の作品と、6人の現代アーティストの新作が一堂に会しています。
本郷新は、写実的な表現の中に深い精神性を追求した彫刻家。彼の作品は現在も公共の場所に設置されており私達の日常に溶けこんでいます。
そんな彼の作品からインスピレーションを受けて制作された、6人のアーティストたちの作品は彫刻以外の多彩な表現で見応えがあります。
また本郷新記念札幌彫刻美術館・記念館では、本郷新のコレクション展も同時開催中。作品とともに本郷新の言葉も展示されており、その精神性に触れることができます。
過去の巨匠と現代アーティスト達の、作品による対話を通して人間の本質を感じ取ることができる展覧会。彫刻ファンの方にはもちろん、そうではない方にもおすすめの特別展「共振」。
詳細はぜひブログをチェックしてみてくださいね!
【札幌円山アートギャラリーHOI】北海道出身作家のグループ展開催!
札幌円山にあるアートギャラリー「HOI」で、地元作家による記念すべき第1回グループ展「FOUND The 1th」が開催されました。会期は2024年6月7日から16日までの短い期間でしたが、通りすがりの窓からも個性的な作品の一部が見え、興味をそそられました。
展示には札幌・北海道ゆかりの5人の作家が参加。それぞれの作風が光る作品が並び、見応えたっぷりでした。
・toki:デジタル画風のアンニュイな女性像
・しげるまつげ:想像力を掻き立てる妖精のような不思議な世界
・ユウキマスミ:白地に潜む計算された世界観
・taisuke amaike:展示場所で変容するポップアート風作品
・河野菜穂子:動静が入り交じる独特の描写
会期は終了してしまいましたが、作品はオンラインで見ることができます。
詳細はぜひこちらのブログをチェックしてみてくださいね
北海道博物館企画展 自然の神秘と美しさ スキャンアートの世界
北海道博物館で開催中の「北海道樹木万華鏡」展は、スキャンアートという手法で植物の細部までリアルに表現した作品が魅力です。作家の孫田敏氏による作品には、植物の持つ生命力と神秘が余すところなく表れています。
展示は4つの章に分かれ、植物の葉の形状の多様性に注目した序章から始まり、スキャンアート、腊葉標本や化石標本による植物の歴史が紹介されます。印象的だったのが、1300万年前の植物の化石標本。太古の森を想像させる貴重な展示でした。
緑豊かな野幌森林公園内に位置する博物館は、この企画展の開催に相応しい場所。森の中を歩きながら、日頃見過ごしがちだった植物の魅力に気付かされます。
会期は6月23日まで。植物への新しい視点を得られる、この機会をお見逃しなく。
詳細はぜひこちらのブログをチェックしてみてくださいね
【アニメージュとジブリ展2024札幌】アニメージュの歴史と魅力が満載!
「アニメージュとジブリ展2024」は、アニメ専門誌アニメージュとスタジオジブリの歩みを追体験できる内容となっています。
展示は、アニメージュ創刊当時の事情から始まり、関係者の逸話、作品の制作秘話、当時の雰囲気を再現したコーナーなど、多岐にわたっています。特に宮崎駿監督の代表作「ナウシカ」の制作過程が詳しく紹介されており、一般の読者受けが芳しくなかった経緯なども明かされています。
その他、ガンプラコーナーやアニメーターの作品、雑誌の付録の展示もあり、当時のアニメファンならつい懐かしくなる品々が所狭しと並んでいます。
最後はスタジオジブリ作品の痕跡を振り返り、時代とともに歩んできた軌跡が感じられる構成になっています。
アニメ業界の歴史に加え、クリエイターの思いや苦労が垣間見える貴重な展覧会であり、当時を知る世代は勿論、現代の若いファンにもお勧めできる内容となっています。
会期は7月7日までの開催です。
詳細はぜひこちらのブログをチェックしてみてくださいね⇒
【星野道夫 写真展】帯広美術館にて自然と人間の共生を感じる
帯広美術館で開催中の「星野道夫 悠久の時を旅する」写真展は、10年ぶりの開催となる同タイトルの展覧会です。アラスカの厳しい自然と動物たちの生き様を捉えた写真に加え、植物や風景写真も多数展示されています。
展覧会は「プロローグ」から「第5章」までの5つの章に分かれた構成となっており、147点の写真作品と22点の資料が出品されています。星野さんの直筆の手紙やカメラなども展示され、その足跡を辿ることができます。
写真には自然への畏敬の念が込められ、観る者の心を捉えて離しません。美術館ロビーでは8Kの特別映像も上映されていました。
ゆったりと鑑賞するなら1時間以上の時間が必要です。写真作品の他に著書も手に取れ、星野さんの言葉から自然観を感じ取ることができる魅力的な展覧会です。
詳細は個人ブログ(https://www.m78aqua.com/museum/1767/)をご覧ください。